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2.3 アプロディテの嫉妬i
ヘパイストスとの結婚
ヘパイストス(火と鍛冶の神)はヘラが男神の手を借りずに単独で産んだ子である。彼はとても醜く、脚も不自由だったため、ヘラは驚き、海に投げ捨てた。
ヘパイストスは器用な神だった。だから、その技術を利用してヘラに復讐した。まず、ヘパイストスは黄金のイスを作り、ヘラにプレゼントした。ヘラがそのイスに座った途端に、見えない帯に捕らえられ、立ち上がれなくなった。ヘパイストスが「アプロディテと結婚させてくれたら、ヘラを解放する」と言ったので、ゼウスはその願いを聞き入れ、ヘパイストスはアプロディテと結婚した。
だが、アプロディテはその結婚に満足せず、浮気を繰り返した。夫ヘパイストスが「仕事でしばらく家を出る」と言ったので、アプロディテは安心し、アレスを家に招き入れ、情事に励んだ。だが、それは罠だった。
ヘパイストスの作った特製ベッドは2人を捕らえ、へパイストスが現場に踏み込んだ。そして、へパイストスは、ポセイドンの仲介でアレスから慰謝料をもらい、アプロディテと離婚した。
アプロディテはアレスの子ハルモニア(調和)、アンテロス(相思相愛)、ディモス(恐怖)、フォボス(敗走)を産んだ。
エロスとプシュケー
美少女プシュケーは「美の女神アプロディテよりも美しい」と評判だった。アプロディテにしてみれば、プシュケーの美しさは神への冒瀆に他ならなかった。
愛のキューピッド エロスは母アプロディテの命を受け、プシュケーの身体に薬を塗り、誰にも愛されない女に変えようとし、歩み寄った。ところがその時、エロスは、見た人を愛してしまう金の矢を自分に射てしまった。
その後すぐに、プシュケーに薬を塗ったので、プシュケーは誰にも愛されない女になった。だが、1人、エロスだけはプシュケーを愛してしまった。これがエロスの初恋である。
プシュケーは、神託により、正体を隠したエロスと結婚する。こうして、プシュケーは、何1つ不自由なく暮らすのだが、夫の正体はわからずじまい。
とうとうプシュケーは堪えきれず、寝入る夫に明かりを灯し、夫がエロスであると見破った。
正体を見破られたエロスは去り、プシュケーは川に飛び込んで自殺を図った。プシュケーは嫉妬に燃えるアプロディテから無理難題を押しつけれたが、最高神ゼウスに認められ、神の仲間に加えられ、エロスと結婚した。エロス(愛)とプシュケー(魂)の間に「喜び」が生まれた。
ミュラと父
アプロディテ(愛と美の女神)とつき合っていたアレス(戦争神)はエオス(曙)と浮気した。怒ったアプロディテはエロス(愛)に命じ、エオスを見境もなく誰にでも恋する女に変えてしまった。
またある日、ミュラは「自分の髪はアプロディテに負けないくらい美しい」と言った。それを聞いたアプロディテはエロスに命じ、ミュラが父親を愛するようにした。ミュラは ばあやと結託して、未亡人を装い、父と肉体関係を結んだ。12夜目で父が顔を見ると実の娘であった。父は驚き、娘を殺そうとした。ミュラは「死ぬのも生きるのもつらい」と神に願い、樹木に変えてもらった。これが、香しい涙のような樹液を出す香木ミュラである。このとき、すでにミュラの体内には父の子が宿っていた。生まれた子は美しい男児アドニスである。
はかない愛
アドニスはアプロディテ(愛と美の女神)に拾われ、ペルセポネ(冥界の神ハデスの妻)に預けられ、すくすく成長した。アプロディテは美少年アドニスを連れ戻したくなり、ペルセポネと争った。ゼウスが仲裁に入り、アドニスは1年を3つに分けて、それぞれ「自由に暮らす」「アプロディテと暮らす」「ペルセポネと暮らす」と決めた。
アドニスに夢中のアプロディテに対し、今度はアレス(戦争神)が怒り、大きな猪をアドニスに突進させてアドニスを殺してしまった。そのとき、アドニスが流した赤い血から生まれた花がアドニス(アネモネ)である。だから、アネモネの花言葉は「はかない愛」である。